こんばんは、macoです!
ある程度習っていると、
先生から提案されるイベント。
そう、発表会です♪
大きなホールで、たくさんの人の前で弾く・・・
それだけでも緊張するのですが、その前にぶつかる壁。
『楽譜が覚えられな~~~い!』(泣)
発表会は基本楽譜無しで弾く事が一般的です。
その時に必要になってくる暗譜。
これが、本当に頭にはいってこないし、
ぜんっぜん覚えられないんですよね・・・
今日は、私もものすごく苦手だった暗譜を
どう乗り越えていたかをお話していこうと思います。
もし暗譜で困っていれば、
この記事を参考に練習してみて下さい(´∀`)
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○なぜ暗譜は難しい?
私も暗譜がとても苦手で、練習してもしても
なかなか覚えられないタイプでした。
いつもの練習方法で譜読みもせずごりごり一発本番で弾いていくも、
全然頭にはいってきませんでした。
ある程度弾けるんだけど、
何度弾いてみても楽譜から目を離した瞬間、
『何弾くんだっけ?ってかどこの鍵盤弾けばいいの?』
状態な始末・・・
これは、頭で音符を覚えようとするから起きてた現象なんですよね。
考えながら曲を弾くという事は不可能で、
どうしても考えながら弾いていたら
単純に曲に指の動きが追いつかなくなっていきます。
『次何弾くんだっけ?』なんて考えながら弾いたら、
普通に手が止まります。笑
普段しない動きをピアノではするので頭を使います。
(例えば利き手じゃない方を使うだけでも相当使っています。)
それで頭がごちゃごちゃして、難しいって印象になりがちなんだと思います。
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○どうしたら出来るようになる?
じゃあ、どうやったら頭で考えないで弾けるのか?という事ですが、
私は音が頭の中で勝手に再生されている状態になると、
自然と暗譜が出来るようになっていました。
例えばなのですが、私達が普段日本語を離す時、
次この単語を話そうって考えながら会話していないですよね?
自然と次のフレーズをポンポン話していると思います。
それと同じ感覚で、
次のフレーズが頭に勝手に流れてる状態というのが暗譜できているという状態
なのです。
暗譜が出来るとは、このようなイメージで弾けるようになる事を
目指す事になります。
○まず、全体がなめらかに弾けるまでは楽譜を見ながらやる
どうしてもやりがちなのですが、
最初から暗譜しようとする事はまず捨てて、
ある程度スムーズに通して弾けるようになる
事をまずクリアしましょう。
これを最初にやった方がいい理由が、
全体像が見えてないと次のフレーズをイメージする事ができないので、
先ほどお話した自然に次の音が勝手に出てくる状態が作れないのと、
頭で覚えているとその音符を忘れたら弾けなくなるという現象が起きるからです。
どのくらいまで弾けるようになればいいかというと、
楽譜を見て多少はつまづいてもいいけどさらさら弾けて、
1小節先のフレーズがイメージできてる位まで弾き込みましょう。
これが出来るようになったら、次のステップに進みます。
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○暗譜の第一歩は1小節ずつ地道に
いきなり全体で暗譜しようとせず、
まず最初は楽譜を確認したら、
1小節ずつ楽譜を見ないで手元を見ながら弾く練習をしましょう。
視覚でこの手の動きをするんだという事と、
この鍵盤を弾くんだというのを認識して
頭にイメージをいれていきます。
この時テンポは気にせずゆっくりでOKです。
私は和音を覚えるのが苦手でどこ弾くんだっけってなりやすいので、
1音ずつ弾いて確かめてもう一回全部を弾くってやり方をしています。
例えばこの黒鍵だけの和音を覚えたかったら、
1→2→3→4って一つずつ鍵盤を抑えて確認してせーのって
4つ一緒に押して音を覚える感じでやっています。
そして1小節見ないで出来るようになったら、
次の小節を同じやり方で覚えます。
次の小節を覚えたら1小節目と2小節目を通しで弾いて、
見なくても弾けるとこまで繰り返し練習します。
ここで次のフレーズはなんとなく覚えてて
いけそうだったら3小節目までいってもOKです。
これは、得意なフレーズもあるので
刷り込もうとしなくても弾けちゃう時があります。
そういう時は無理に上の練習法で刷り込まなくても大丈夫です。
3小節目と言わずいけるとこまでいっても構いませんが、
ちらっとでも見ないとダメなとこになったら
手を止めてそこまでを通しで見ないで弾ける練習に戻りましょう。
ここでそのままゴリ押しでいくと、
本当は覚えれていないのに覚えられてると
錯覚していざ譜面なしにすると弾けないって事が多いです。
ちゃんとそこまでしかイメージに刷り込まれていないという事を認めて、
その前までを楽譜を見なくても弾けるようになるまで繰り返し練習するのが、
一番早く暗譜を完成させるコツです。
どうしてもつまずいて次のフレーズになかなかいけなくなったら、
絶対見ないで弾こうでなくてチラ見しながらでいいので、
チラ見しなくても大丈夫になるまでやる感じで大丈夫です。
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○ここまで出来てようやく全体へ
これを繰り返していて1ページの半分までくると、
前半はほぼ見なくても弾けるようになっているので、
後半はまた同じ作業を真ん中から下でやっていきます。
後半も同じように出来るようになったら、
前半と後半を組み合わせていって、
弾けない箇所が大体同じ場所で出てくるので、
それを重点的に覚えなおして
1ページ全体を仕上げていくという流れになります。
この繰り返しをしていけば、
最後まで挫折せずに全ページを覚えて弾けるようになるので、
途中1小節ずつ弾いている時が一番地味だし、
早く先に行きたい気持ちにしかならないのですが(笑)、
ここをグッとこらえて一歩一歩イメージで弾けるようになっていきましょう♪
○番外編
普段からメロディーを口ずさむのもお勧めです。
普通にらららーで口ずさんでいると
いつのまにかそのメロディーが頭に刷り込まれていて、
練習の時も頭にメロディーが勝手に流れているような状態になるので
暗譜しやすいし、考えなくても指が勝手に動くようになります(*^_^*)
お暇な時にでもやってみて下さい♪
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○まとめ
・頭で音符を覚えようとするから暗譜できない
・日本語を話すようにフレーズが出てくるようになるのが暗譜の目標
・まずは全体をスムーズに弾けるようになるまで弾き込む
・最初は1小節目を見ないで弾けるように練習する。そして2小節目を同じ要領で覚えて2小節見ないでつなげて弾けるようにする。
・その繰り返しで全体を仕上げていく
・暇な時はメロディーを口ずさんでいると更にイメージが頭に刷り込まれて弾きやすくなるからおすすめ
暗譜は本当に時間もかかりますし、
地味な作業なので本当に心が折れそうになる事が何十回ときます・・・
私も今でもそうですが、弾けないフレーズに当たると
現実逃避で弾けるとこばっかり弾いて、弾けてる~♪
って気を紛らわせながらやっています。笑
ですが、イメージで音符を覚えられるようになると
暗譜は本当に楽に出来るようになります。
(そうするといざ発表会で緊張して頭では飛んだとしても、
手は勝手に弾けるという特典付き。)
そして1曲弾けた時の達成感はとてつもなく大きくて、
弾けた自分に感動します(*´д`*)
その感動は途中を頑張ったからこそ味わえるものなので、
是非途中挫けそうになってもこの達成感があると
信じて頑張ってみて下さい♪